先日は、銀行解約のお話をしましたので、本日は、不動産の相続手
と、その前に、非常に基本的なお話、「人が亡くなったら、誰が相
日本では、学校教育で民法などの法律の勉強をほとんどしません。
(全然しゃべれるようにならない英語は教えられますけどね)
ですので、大人になってからも、人が亡くなった際、誰が相続人に
でも、これって絶対に理解しておくべきことですよね?
まず、亡くなった方に配偶者がいた場合、その配偶者は必ず相続人
でも、内縁関係にあり、籍を入れていない場合は別です。日本では
また、亡くなった方にお子さんがいた場合は、そのお子さんが相続
もし、お子さんがいなかった場合は、亡くなった方のご両親(ご両
更に、お子さんもいなくてご両親・祖父母(その上も)も他界して
つまり、子・両親・兄弟姉妹には、この順番で順位がついている訳
配偶者は常に相続人となりますから、別格ということですね。
そこで、亡くなった方の遺産に、その方の自宅があったとしましょ
もし、遺言がなかった場合、相続手続きはどうなるか?
銀行の預貯金と違い、不動産は、相続発生と同時に、相続人「全員
相続人には、それぞれ「法定相続分」というのが決められていて、
ここで、今度、「共有」状態とはどんな状態か、というのが問題に
簡単に言うと、「権利は持ってるいるけど、一人では何もできない
こんな例がふさわしいかちょっとわかりませんが、例えば背丈が同
お互い、その洋服を着たい日が重ならなければ、自由に着て外出で
そうすると、どうしますか?
ジャンケンですか?
話し合いですか?
そこは人それぞれだと思いますが、なんとか解決策を探りますよね
でも、決裂することも大いにある訳で。
これが物を共有で持つ、ということです。
これが高価な遺産である、自宅(不動産)であれば、尚更大変なこ
もし、亡くなった方と同居していた相続人がいたとしたら、当然そ
そうしないと住む場所を失いますから。
でも、他に相続人がいたら、その相続人にも権利がありますから、
ここで登場するのが、「遺産分割協議」です。
相続人全員の同意があれば、各人の法定相続分に捉われることなく
こんな時に威力を発揮するのが、故人の遺言ということになります
遺言さえあれば、原則はその通りに手続きをするだけですので、そ
(「遺留分」という調整が必要となる場合もありますが、それは次
ですので、親御さんの土地の上に、住宅ローンを組んで建物をたて
だって、一緒に住んでいない相続人が他にいたら、望むと望まざる
皆様、お気を付け下さい。