皆さんは、遺言に「付言」という項目があることをご存知ですか？
～財産を誰に相続させる～、というような、財産のことだけでなく、

・どうしてこういう遺言を書いたのか
・自分の遺す財産で争ってくれるな
・お葬式はこうしてくれ

というような、いってみればメッセージを書き記すことができる箇所があるんですね。
これが「付言」です。

そこに書いても、法的効力は得られないのですが、この付言を遺すのと、遺さないのとでは、その遺言を読んだ相続人の印象が
全然変わってくると思います。

財産の分け方だけが記載された遺言は少し無機質で、付言が遺された遺言には魂があるというか・・・。

いつも、私はお客様になるべく付言は遺して頂くようにしています。
イメージが湧かない方には、お客様の背景をお伺いして、雛形をお作りし、修正して頂くようにしています。

今、遺言の作成をお手伝いしているお婆ちゃまは、私の雛形を必要とせず、自分で付言を考えられましたが、その内容の泣けること・・・。

「自分にはお墓は必要ないから、この美しい海と富士山の眺めの素晴らしい茅ヶ崎の海に散骨して欲しい。
そこから、最期に同居して精神的安定をくれた娘家族を見守っていきたい」

そう書かれていました。
皆さんも、是非、魂のこもった遺言を書いて下さい。

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